幼児期から予防に重点を置いている人は、歯周病や虫歯に侵される危険度はかなり低いのですが、どうしても歯科医療に対して持っているイメージが悪く、敬遠されているのも事実です。そのためか、痛くなってから来院される人が多いです。
　このような状況では抜歯や抜髄を食い止めることは通常の場合、困難なのですが、当院では痛みがあり症状が悪化していても、3MIX-MP法®を行うことで、抜髄や抜歯から救っています。成功率も高く（2014年は5月20日現在、神経を抜いたり抜歯した人は0人です）、神経を抜かない治療は、歯にもとても優しいので、後の歯の割れや歯根の膿から歯を守れます。神経を抜いた歯は再治療となる確率も高くなり、もちろん抜歯の確率も上がります。抜歯後は入れ歯になるのですが、入れ歯は義歯なので親からもらった歯のようには食べることができません。定期検診をおすすめします。
（2014年7月執筆）