
私がインプラント治療をやらない理由(2)
口・歯 診療のこと
目・指・手足がなくなると言われると、多くの人は友人・知人やSNSなどを使い、必死に回避する方法を探すはずですが、歯の抜歯にはその場で安易に同意する人が多く見られます。
私が研修医を過ごした徳島大学小児歯科の医局では、子どもの頃からしっかり予防を癖づけ、生涯自分の歯を全て保ち楽しい食生活を送れるようお手伝いすることを基として学びました。80歳で自分の歯を20本保つ「8020運動」は、小児歯科医の感覚からすると非常に甘く、親知らずを含め12本も失っていて合格です。喪失の部位にもよりますが入歯やインプラントを使用する方が合格になります。
歯も他の体の部分も大切な臓器です。歯は全てがそろって健康を維持するので安易に抜歯はできません。歯は一般的に特に痛みもなく抜ければ壊死状態、それ以外は病気と考えられると思います。どんな名医も死した臓器は助けられませんが、病気は助けなければと思いますので、私は抜歯やインプラント治療は行いません。
(2025年3月執筆)
