
寝酒に注意しましょう
予防 成人
日本人は国民一人ひとりの十分な睡眠が確保されておらず、睡眠時間はOECD加盟国33カ国中最下位でした。睡眠の質(よく休めた感覚)は重要と言われています。睡眠不足は日中の眠気や疲労、集中力の低下、作業効率の低下などに影響を及ぼします。また、慢性的な睡眠不足は肥満や生活習慣病、心疾患、脳卒中のリスク上昇に関連し、死亡率も上昇することが分かっています。
アルコールは一時的に寝つきを良くし、睡眠前半では深い眠りを増やしますが、睡眠後半の眠りの質を著しく低下させることが分かっています。アルコールの連用は依存や耐性を作るため、次第に寝酒をしないと眠れない状態になりかねません。その先に待っているのは依存症です。
お酒はほどほどに、晩酌は控えめにし、寝酒をしないことが健康につながります。
(2025年4月執筆)
