
脳歯科とは
口・歯
脳歯科では口腔で発生する「異常信号」を除去し、口腔内を適切な状態に整えて体の機能回復を目指します。口腔からは、さまざまな信号が脳へ発信されています。近年、かむことが脳や全身の健康維持に有効であることが広く知られ、咀嚼の大切さが重要視されています。これは口腔から脳に良い信号を送っている例の一つです。しかしその反面、虫歯や歯周組織の炎症、歯のとがった部分や張り出したかぶせ物などから発生し、頭痛や肩凝り、めまいなどの不調の原因となる好ましくない信号があるのも事実です。口腔やその周辺から発せられる異常な刺激を取り除き、良い刺激を送り込むことで脳機能が活性化し、本来の身体機能を引き出してさまざまな症状の改善につながっていきます。このことは脳歯科の提唱者・藤井佳朗先生の論文をはじめ、多くの研究結果が示しています。脳歯科の治療は、身体の不調や病気に対する有効な手段になり得るのではと期待されています。
(2025年4月執筆)
