
サルコペニアを知っていますか?
シニア 予防
最近「サルコペニア」という言葉をよく耳にします。サルコペニアとは、加齢による筋肉量や筋力の低下を指し、高齢者の転倒や寝たきりのリスクを高める重要な問題です。サルコペニアによる活力の低下は、認知症やうつにもつながります。ほとんど徒歩で外出をしない人や、ふくらはぎの太さが両手の親指と人差し指で作る輪より細い人、握力が低下している人はサルコペニアの可能性があります。
発症予防には「適度な運動」と「バランスの良い食事」を意識することが大切です。筋肉を維持するには、ウォーキングや軽い筋トレが効果的です。特にスクワット(膝の屈伸運動)は、お尻や太腿などの下半身の大きい筋肉が鍛えられるためおすすめです。また、タンパク質を意識的に摂ることも必要です。肉や魚、大豆製品などを日々の食事に取り入れましょう。早めの対策で、若々しく健康的な生活を維持できます。
(2025年6月執筆)
