
熱中症だと思っていたら
季節の注意
6月から暑い日が続いていますが、暑さ対策はしていますか?
熱中症だと思ってクリニックを受診したところ、検査をしてみると実は新型コロナウイルスに感染していたという人や、季節に関係なくインフルエンザに感染していたという人が、意外と多く見られます。また夏は脱水により、血糖・尿酸・コレステロール・中性脂肪などの、成人病に関係する数値が思いがけず急激に悪化します。今年の夏は特に暑さが厳しいので、脱水により尿酸値が上がり、痛風発作を起こして受診する人も多いです。そして、夏はお祭りやキャンプなどのイベントが多く、そこで体調を崩す人も少なくありません。熱中症だと思っていたら実は脱水により血糖値やコレステロール値などが上がり、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞など命に関わる病気を発症してしまっていたというケースもあります。
体の不調は単に熱中症だと過信せず、そんなときこそ受診することをおすすめします。
(2025年7月執筆)
