
寒さと脳卒中
季節の注意 血液・血管 頭部・首・肩
冬は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血といった脳卒中が起こりやすい季節です。気温が下がると、体から熱を逃がさないよう血管が収縮して詰まったり、脳梗塞の原因となる不整脈である心房細動が増加したり、血圧が上昇して血管が破れやすくなったりするためです。
脳卒中の最大の原因は高血圧です。寒さや急激な温度変化は血圧の上昇を招き、脳卒中のリスクを高めます。冬の脳卒中を予防するためには、生活習慣に留意するほか、なるべく暖かい環境で過ごすことが大切です。
屋外ではしっかり防寒し、冷たい空気を吸わないようマスクをつけましょう。屋内では冷えやすい脱衣所やトイレなどは暖め、急な温度変化を避けましょう。こたつに長時間居ることも脱水の原因になるので注意しましょう。
体調管理に気を付けて、冬を健やかにお過ごしください。
(2025年10月執筆)
								












