
熱中症に気を付けて
ペット 季節の注意
この季節、私たち人間と同様に、わんちゃんも熱中症対策が必要です。
熱中症は、体温上昇と共に起こる脱水により血液が濃縮され、血圧低下を起こします。悪化すると血液循環が滞り、臓器不全につながってショック状態となり、命に関わる場合もあります。
初期症状では、呼吸が荒い・よだれが多い・ふらつき等が多く見られ、重症化すると、嘔吐下痢・けいれん・立ち上がれず意識朦朧という症状が出ます。怪しい症状が見られた場合は、脇・股・首辺りを冷やしながら病院へ向かいます。
熱中症予防には、暑い時間帯の散歩を避ける、室内の高温多湿を防ぐ他、犬種ごとの対策も重要です。短頭種の子はマズルが短く熱い空気を直接吸い込みやすい、多毛のダブルコートの子は熱がこもりやすい、毛色が黒い子は太陽光を吸収しやすい等が注意点です。最近はクールベストやマット等の対策グッズもあるので、その子に合った物を探してみるのもいいですね。
(2025年7月執筆)
