
インプラントの危険性
口・歯 診療のこと
今年6月、インプラント治療を主に行っている千葉県の歯科医が、詐欺容疑で逮捕されたという報道がありました。容疑の内容はSNS等に記載されています。
被害を受けた患者さんに関する記述の中で私が気になったのは、「何でもないはずの歯が抜かれた」というものです。患者さん側は抜く必要性があったか否かが分かりにくいのです。歯科医に抜歯と言われたとき、それで構いませんと即決はしない方がいいのです。どの医師も患者さんにベストな治療法を伝えているはずですが、このような医師も少なからず居るということです。警察官ですら事件を起こします。腕や足の切断手術を宣告された場合、多くの患者さんがセカンドオピニオン、サードオピニオンを利用しますが、抜歯の場合はあまり利用されていません。歯も大切な体の臓器です。一つの医院で抜歯宣告を受けたとしても、他の臓器のようにセカンド、サードオピニオンを受けるべきなのです。抜かれてからでは遅いのです。
(2025年7月執筆)
