バーベキューはよく焼いて!
予防 季節の注意
梅雨に入って、夏はもうすぐそこです。夏といえばバーベキューですが、食中毒には要注意です。いろいろある食中毒の原因の中で半数を占めるのが、カンピロバクターというばい菌によるものです。
カンピロバクターは肉類に付着していて、意外かもしれませんが鶏肉が最多です。これらを食べた2~7日後に下痢や嘔吐、高熱などの症状が1週間程度続きます。多くは自然に治りますが、まれに「ギランバレー症候群」という、手足に運動や感覚の麻痺を起こし、場合によっては命の危険を伴うこともある病気を合併することもあるので、軽く考えてはいけません。
予防法は「十分な加熱」です。カンピロバクターはもともと肉類に付着しているので、どんなに新鮮なものでも内部までしっかり火を通してから食べるようにしましょう。特に、焼き鳥や焼き肉、バーベキューなどは、焼いた肉類が加熱不十分になることが多く注意が必要です。
(2022年6月執筆)