
脳卒中と訪問リハビリ
診療のこと
脳の病気のあと、病院でのリハビリを経て自宅に戻ると、「これから本当に良くなるのだろうか」と不安になるかもしれません。そんなとき、大きな力になるのが訪問リハビリです。実は私たちの脳には、傷ついた部分の役割を、残された元気な細胞が代わりに引き受ける「可塑性(かそせい)」という素晴らしい能力があります。そして、この力は「日常」の中での実践によっても大きく引き出されます。病院の整った環境ではなく、「自宅の少し段差のある廊下を歩く」「近所まで買い物に出かける」といったリアルな生活動作こそが、脳にとって最高の刺激になります。
訪問リハビリとは、あなたの「いつもの暮らし」を教材にして、一つひとつ自分でできることを増やしていく作業です。脳の病気だけでなく、日常生活の動作に不安を感じる場合は、訪問リハビリを行っている医療機関や訪問看護ステーションなどに相談してみましょう。
(2026年7月執筆)













