
耳ダニ症
ペット
一般に耳ダニと呼ばれるのはミミヒゼンダニというダニで、予防の対象としてよく知られるマダニとは種類が異なります。マダニはかみついて吸血しますが、耳ダニは耳の中に寄生し、表皮の残渣や組織液を食べます。耳ダニは耳の中で繁殖して動き回るため違和感が生じたり、ダニの残渣などが混じった特徴的な耳垢が大量に出たりすることがあり、それがかゆみの原因になることもあります。
やっかいなのは同じダニの仲間ですが、マダニと耳ダニでは有効な薬の種類が異なることがあります。耳垢を検査して虫体や卵を検出できたときは物理的に洗浄して数を減らし、速やかに耳ダニに効く薬を使用します。また多頭飼育の場合、相互に感染する可能性が高いため、飼育している全頭で駆虫する必要があります。状況によって複数回投薬することもありますが、適切な薬であれば速やかに駆虫できるので、診察のうえ獣医師と相談しながら治療しましょう。
(2026年6月執筆)












