
肛門嚢疾患
ペット
肛門嚢は、肛門を尾側から見て4~5時と7~8時方向の左右一対に存在します。分泌液が貯留し、排便時に便と共に外部へ絞り出されます。ペットがお尻のにおいをかいで情報を得ているのは、この分泌液のにおいからと言われています。
肛門嚢疾患は犬猫では比較的よく見られます。お尻をこすりつける仕草をする、どこかから出血していてその原因が肛門嚢だったなど、分かりやすい症状が出ることが多いです。分泌液のたまりすぎや炎症、感染など、さまざまな原因が考えられますが、治療としてまずは徹底的、定期的な洗浄と抗生物質などの内科治療をします。程度にもよりますが1~複数回処置が必要です。軽度なものでは、肛門嚢絞りをこまめにすることで管理できることもあります。重度で出血や膿瘍になってしまっている場合は、病院で毛刈りや壊死組織の除去などの初期治療を受けることが、早期治癒のために非常に重要です。
(2026年7月執筆)













