
まぶたのけいれんについて
目 診療のこと
まぶたがけいれんするという訴えで眼科を受診する人は多くいます。しかし、一般的にいう「まぶたのけいれん」と、医学的な病名である「眼瞼(がんけん)けいれん」は異なるものです。
まぶたがぴくぴくする現象のほとんどは、眼瞼ミオキミアというものです。これは疲労やストレス、睡眠不足などをきっかけに、多くは片側のまぶたの一部が勝手に小刻みに動き、自然に改善する良性の現象で心配のないものです。
一方、眼瞼けいれんは、まばたきをコントロールする脳の働きの異常が関係すると考えられている病気です。多くは両眼に起こり、目の開けづらさ、まばたきの増加、まぶしさ、ドライアイに似た症状などを伴います。進行すると眼を開けた状態を維持しづらくなり、日常生活に支障を来すこともあります。治療としては、まぶたへのボトックス注射がもっとも有効とされています。目を開けているのがつらい、まばたきが多い、力が入るといった症状が続く場合は、眼科に相談しましょう。
(2026年8月執筆)













