保険でできる歯根端切除手術
口・歯 診療のこと
過去に神経を抜いてしまった歯は再治療や抜歯になる確率が高く、特に根の先にできた膿がなかなか消失しません。このような場合、保険でできる歯根端切除手術が有効です。術式は腫れた歯茎から直接切除するパウチ法か、一度歯を抜き、口の外で切除する再植法があります。この歯根端切除手術は保存外科と言い、歯は喪失しません。歯が無くなるとインプラントや入れ歯となります。入れ歯は喋りづらい・食べ難い・掃除が面倒などで悩んでいる患者さんが多く、インプラントは保険適用外で高額になるうえ、天然歯にある歯根膜(コラーゲン繊維の組織)が無い・フッ素入り歯磨き粉で錆びる・電磁波の影響を受けやすい・メンテナンスが大変・咬合の変動など、天然歯には程遠いのです。喪失した歯は二度と生えてきません。
当院では抜歯や抜髄を行わない3MIX-MP法®主体の保存治療を行っております。
(2015年8月執筆)