「シニア動物」と暮らす(2)
シニア ペット
昔に比べ、動物たちの食事や、医療環境が変わり平均寿命が延び、一般にシニアと呼ばれる期間が長くなり、介護について備え、考える必要が求められます。床ずれの問題、時間認識がずれることでの夜鳴きの問題、散歩の補助が必要になったり食事をとりにくくなったりした場合の流動食での対応などです。
また、高齢の動物だと複合疾患のため、病気と上手に付き合っていく必要があります。シニア動物になる前から普段の生活で注意し、できることもあります。適切な体重を維持することで、心臓や関節への負担を減らすことができ、口腔内のケアを行うことで、歯石や歯槽膿漏(歯周病)などの予防になります。
介護が必要になった時に、生活の質(QOL)をいかに高めるかが飼い主さんに求められます。家族の一員として、介護・ケアについて考えてみましょう。
(2017年6月執筆)