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アトピー性皮膚炎と内服薬 (2)

アレルギー 子ども 皮膚 薬 

 アトピー性皮膚炎(AD)の治療に抗ヒスタミン作用をもたない経口抗アレルギー薬が使われることがありますが、経口抗ヒスタミン薬とは違った効果を期待して使います。クロモグリク酸Na(商品名:インタール顆粒)は腸管での食物アレルゲンの吸収抑制を目的として、食物アレルギーを伴うアトピー性皮膚炎にのみ適応が認められています。スプラタストトシル酸塩(商品名:アイピーディ)はTh2サイトカインの産生抑制により、IgE抗体の産生抑制効果があり、特にIL-5の抑制によりアレルギー性炎症の原因となる好酸球が炎症局所へ集まることを抑制します。臨床的には顔面の難治性紅斑の改善や血中IgE抗体上昇の抑制が期待できます。しかし、抗ヒスタミン作用はないため直接的な痒みに対する抑制効果はありません。ADに使う時は抗ヒスタミン作用をもつ薬剤と併用して用いることが原則です。
(2015年12月執筆)

執筆者プロフィール

  • おばた小児クリニック

  • 小幡 俊彦 院長

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