子宮頸(けい)がんワクチンを忘れずに
予防 女性
子宮の入口にできる子宮頸がんの多くはウイルスの感染によって起こり、日本でも毎年多くの人が命を落としています。このウイルス感染を予防するのが子宮頸がんワクチンです。
このワクチンにより子宮頸がんになる確率を大幅に減らすことができますが、副作用の懸念から2013年から約9年間、国がこのワクチンの接種を積極的にすすめていませんでした。しかし現在では効果と安全性が十分に確認され、心配されていた副作用もワクチンと関連がないことが分かったため、2022年から対象者に対して積極的に広報や通知を再開しています。
現在は積極的にすすめられなかった世代も来年の3月まで「キャッチアップ接種」として無料で接種ができます。子宮頸がんワクチンは3回打つ必要があり、3回の接種に6か月かかります。自費での接種だと高価なワクチンです。通知が届いたら、自分を守るために機会を逃さず打ちましょう。
(2024年4月執筆)