歯の神経は極力取らない方がいいことは言うまでもなく、多くの歯科医師が知っています。しかし、多くの人が歯の神経を取られています。歯の神経を取ると何回も通院することになり、歯を大きく削って補綴物を入れることになります。その歯は何年かすると根管病巣が再発したり、より大きくなって悪化したりする他、歯の破折、歯そのものが溶ける、歯の周りの骨が破壊されるなどの症状が出やすくなります。そのようなことが起こる確率は約7割と非常に高いです。

　確かに歯は神経を取るとしみる症状はなくなり楽になります。しかし、神経を取ったことによって歯の内部が空洞になってしまい、そこに菌が落ち込むことで前述したようなことが起こってしまいます。歯の神経を守ることは、とても重要なことなのです。

　当院では3MIX-MP法(R)という、薬を使用した治療法を主体に治療を行うことで、歯の神経を守っています。

（2023年1月執筆）