魚がおいしい季節ですが
予防 季節の注意 成人
これからの季節は海の幸がおいしくなり、魚を食べる機会も増えますが、アニサキス症には注意しましょう。これは、魚介類に付くアニサキスという糸のような寄生虫が、食べた人の胃や腸などにかみ付くために症状を起こすものです。食べると数時間から十数時間で、強い腹痛や吐き気などが現れます。内服薬などによる治療の方法はなく、胃カメラを使ってアニサキスを取り除かなければなりません。
原因となる魚で多いのがアジやサバですが、その他のほとんどの魚も原因となり得ます。予防法はしっかり加熱調理をするか、24時間以上冷凍するかです。自分で釣ってきて新鮮だと思っても、注意しなければなりません。
アニサキスは魚の内臓に付いていて、魚が死ぬと数時間で筋肉に移動するため、生食する場合は新鮮なうちに内臓を取り除いておき、さばくまでに時間がかかった場合は加熱して食べるようにしましょう。
(2022年9月執筆)