生きている歯は抜くな
口・歯 診療のこと
当たり前のことですが、生きている歯は抜くべきではありません。死んだ歯は自然に抜けてしまいます。乳歯は生え変わるときにグラグラとして抜け変わります。その際、後続永久歯が通常の位置であれば問題はありません。乳歯が死んで新しい永久歯が生えてくることは喜ばしいことです。
「永久歯が死ぬ」とは、(1)重度の歯周病や根の病巣が大きくて自然に抜けた、(2)虫歯がひど過ぎて3ミリ未満のかけらの状態、大きくはこの2つの状態で、助けることはできません。割れているとか膿がなかなかひかないといったことは、抜歯の理由にはなりません。抜けた後は入れ歯やインプラントになりますが、(1)の理由の場合ではインプラントはまず打てませんので、本当に治せないのかをセカンドオピニオンなどで確認した方がいいと思います。
当院では3MIX-MP法(R)による治療で歯を守っています。相談だけでも受け付けています。
(2022年2月執筆)