心筋梗塞の季節です
季節の注意 成人 胸部・腹部
寒い季節に増える怖い病気の代表が「心筋梗塞」です。心臓には心臓自体を養う血管があり、その血管が詰まって心臓の一部に栄養や酸素が行き渡らず、その部分の細胞が死んでしまうのが心筋梗塞です。心筋梗塞を起こすと心臓の動きが悪くなったり、危険な不整脈が起きやすくなったりします。
血管が詰まる原因は主に動脈硬化で、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病がその元凶です。症状は胸の真ん中の突然の強い痛みです。「締め付けられる」とか「圧迫される」ような症状で、冷や汗を伴うこともあります。心筋梗塞は危険な病気で、発症すると2割の人が亡くなるといわれますが、早期に適切な治療をすれば、心筋梗塞を起こす前と変わらない生活が送れるようにもなります。そのためには、症状が出たら1分でも早く病院に行き、処置することが大切です。
おかしいなと思ったら、迷わずに救急車を呼んでください。
(2022年1月執筆)