歯の神経は取ってはいけません(1)
口・歯 時事
歯は神経を取ると本来の機能を失います。そして約70%が後に再治療になっています。神経を取った際に、菌が根先に落ち込むからです。さまざまな対策をして落ち込まないように努めていますが、ほぼ100%落ち込みます。再治療にならない30%は本人の免疫力で防いでいるに過ぎません。
再治療を繰り返すと歯は薄く短くなります。また根先で菌が増殖することで周りの骨が破壊され、グラグラになったり、腫れを繰り返したり、自然に抜けたりします。ですから歯の神経は取ってはいけないのです。神経を取ったのに歯が痛いことがあるのは、神経を取ったので当たり前の結果です。
歯はペットボトルの飲料水のようになっています。多くの人が開栓して数日経った飲料水は飲みません。中身が汚染されていると思っているからです。確かに汚染されています。歯も同じことなので、神経を取ってはいけないのです。当院では3MIX-MP法(R)を中心とした診療で、歯の神経を守っています。
(2021年5月執筆)