新型コロナウイルスと花粉症
アレルギー 季節の注意 時事
新型コロナが猛威を奮っている現状でそろそろスギ花粉、その後ヒノキの花粉が飛散し、アレルギー性鼻炎(花粉症)を発症するシーズンに入ります。アレルギー性鼻炎は鼻汁・鼻閉・くしゃみが主な症状ですが、その他眼のかゆみ・湿疹・咳・気管支喘息などの症状が現れることも少なくありません。
新型コロナの主な感染経路は飛沫感染ですが、眼や鼻の粘膜をウイルスに汚染された手で触ることによっても感染してしまいます。従って花粉症の症状が出現すると、眼をこすったり鼻を噛んだりして知らず知らずのうちに新型コロナウイルスが粘膜を介して体の中に入ってしまうかもしれません。また咳のしづらい現状の中、花粉が鼻粘膜や気管粘膜を刺激して咳発作や喘息様症状が出現すると、周りの人々に迷惑をかけてしまいます。
花粉の飛散する少し前から治療することでその年の花粉症の症状が軽くなると言われているため、花粉症のある人は早めに受診して治療を開始しましょう。
(2021年1月執筆)