口の中も無菌にはできません
口・歯
口の中は常にぬれており、無数の細菌がいます。歯ブラシをすることで口の中の菌を減らすことができます。しかし、歯磨き粉やうがい薬を併用したとしても、菌数を減らすだけで無菌にはできません。
虫歯や歯周病にならないようにと、歯ブラシをしっかりとやり過ぎる人もいます。歯ブラシを全くやらないのも問題ですが、やり過ぎも良くありません。デンタルフロスや歯間ブラシもやり過ぎは禁物です。歯ブラシをやり過ぎると、歯と歯肉の境目のエナメル質の薄い所を刺激して染みる症状が出たり、歯肉を傷つけることで肉が下がり、本来なら肉で守られている歯根が露出し、歯ブラシをする程度の力で歯が削れることもあります。
染みる症状が出始めたら、歯ブラシの方法を歯科衛生士や歯科医師に確認してもらいましょう。多くの人はちょこちょこと飲食をするのですから、歯ブラシの時間は短く、回数を多目にして菌数を減らすようにしてください。無菌にはできません。
(2020年11月執筆)