歯を抜いたり削ったりしてはいけない(15)
口・歯 診療のこと
歯も他の臓器と同様に大切な臓器です。簡単に抜歯してはいけません。歯は1つでも抜くと、そこから負のスパイラル現象になることがあります。これは、抜歯することでかみ合わせや咬合力、かみ癖などが変わり、それによって口の中だけではなく肩や腰などにも不調をきたすことがあるためです。
たとえ親不知でもしっかりと機能しているのであれば、その親不知は必要な歯なのです。また、親不知は歯が生えてこなかったところに移植することができるので、親不知でも大切にするべきです。抜歯になる症例は極少です。抜歯を宣告されたのであれば、他医師の紹介を受けるか、セカンドオピニオンをおすすめします(他科の医師ではよく行われています)。
抜かれてから困るのは患者さんなのですから、慎重に受診してほしいと思います。当院では3MIX-MP法®という治療法を用いて抜歯・抜髄を回避しています。http://www.3mix-mp.com/参照。
(2019年12月執筆)