食後すぐに歯の隣接面の予防ケアを
予防 口・歯
お口の中の菌や菌の毒素が侵入すると、炎症性サイトカインが体中に拡散し血管内皮が損傷され、動脈硬化が進み血栓もできます。脳梗塞、脳内出血、バージャー病、心筋梗塞、心内膜炎、糖尿病、慢性腎炎、関節炎、誤嚥性肺炎、うつ、多動性、短気傾向、認知症傾向、アトピーの悪化、皮膚炎、アレルギーの悪化、リウマチに関連します。
お手入れが朝昼晩の3回でも、Yホルダフロスによる毎食後3分以内の予防ケアを行っていない場合は、歯の間で食後30分で増殖した菌が4時間で古いバイオフィルムとなって固着し、ネバネバが増えてしまいます。それに伴い、糸状菌、スピロヘーターが増え、歯肉粘膜を突き破って体内に侵入し続けるので、歯肉潰瘍が歯周ポケット内や歯と歯の間の隣接面にできて、歯ブラシやフロスで簡単に出血します。
Yホルダフロスを奥歯の歯の間に通して、匂いを嗅いでみてください。腐ったドブの匂いがします。口臭です。菌の侵入です。食後30分後くらいの歯ブラシでは意味がなく、菌が増えて酸が多くなっているので歯が溶けやすくなり、歯ブラシが届く面には、ほとんど菌や食べかすは無くなっています。食後には、菌や食べかすは歯の間の接触点を含む隣接面に残っています。歯ブラシは届かないので、隣接面では腐敗発酵が数分で始まり、バイオフィルムができてくるので、時間が経っても唾液による再石灰化は起きません。寝る前には酸蝕が進み歯周病菌も増えるのです。Yホルダフロスがおすすめです。
(2017年5月執筆)