犬と人の社会 (1)
ペット
犬は優れた能力を持ち、集団生活や人との付き合いをうまくできる動物です。それぞれに個性があり、詮索するのが大好きな子もいれば引っ込み思案な子もいて、うちの子の話となれば、飼い主として性格や癖など止めどなく話せることでしょう。しかし、人との社会生活を学ぶためには、社会・家族のルールを教えなければなりません。
人と犬のルールは、人同士のルールとは大きく異なります。小さい子どもと似ているところもありますが、犬という生き物の特性を理解した上で、子どもとは違うということを認識して教えなければいけません。しかも、犬は言葉が通じないため、言葉以外の方法で意思疎通を図る必要があります。
ここで鍵となるのは、強制的ではない緩やかな管理、つまりは「飼う」ということです。長時間の留守番をさせるなど、どうしても難しいことはあるかもしれませんが、罰や強制的な支配にならないように注意しながら、懐を深くする必要があります。
(2024年7月執筆)