
在宅医療における質の評価について
診療のこと
在宅医療の需要は伸びていますが、医療としての質は疑問があるケースが見受けられます。単なる治療効果だけでなく、患者・家族の満足度や看取りの質、入院・緊急往診の適切性(安全性)が重視されます。
在宅医療では、病院とは異なる独自の質の評価指標(QI)が求められており、生活の質の向上と、地域包括ケアシステムの一部としての役割が重要視されています。例えば、受け入れ患者の疾患を選り好みして、患者の主病名割合に偏りがないか。緊急時に往診要請に応じているか。転倒・褥瘡(じょくそう)が発生していないか。疼痛(とうつう)管理がきちんとなされているか。また、入院せずに在宅で過ごせた期間、在宅看取り率、および在宅医療から卒業し、外来に戻れた件数なども重要な要素です。チーム医療としての機能構築も安全性に関わるため、多職種連携率なども評価対象となります。
(2026年2月執筆)













