
白内障手術の変遷
目 診療のこと
当院は5月7日に開院1周年を迎えます。3月末までに執刀した手術は184件でした。内容は緑内障、眼瞼などさまざまですが、最も多いのは白内障です。
実は白内障手術の歴史は古く、紀元前600年頃にインドで行われていた記録がありますが、無麻酔下で針状の器具を使い、濁った水晶体を眼内に脱臼させるという非常に危険な方法でした。日本にも室町時代頃に伝来していたようです。18世紀にフランスで現在の手術の原型ができ、1949年に眼内レンズが開発されましたが、長らく種類は少なく、これほど付加価値が向上し選択肢が増えたのはこの10〜20年ほどです。
現代では白内障手術でただ濁りを取り除くだけではなく、自身のライフスタイルに合ったレンズを選び、より質の高い見え方を追求できます。麻生区では、ご長寿で日々はつらつと過ごしている人が多く見られます。人生100年時代、ほとんどの情報が視覚から入るこの時代では、レンズ選択はとても重要です。
(2026年4月執筆)













