歯の神経は守らないといけない
口・歯 診療のこと
健康な人間の体は非常にうまくできています。歯も同じく形や数・位置・解剖学的形態など非常にうまくできています。
歯はエナメル質で象牙質がカバーされており、象牙質の内部に神経があります。若い頃は歯肉がしっかりとしていますが、歳を重ねることで歯肉が少しずつ下がり、しみる症状が出る場合があります。歯肉が下がらないように努めることが大切で、症状があるからという理由で簡単に神経を取ってはいけません。神経を取るとしみる症状は消失しますが、その歯は約7割の確率で後々に歯痛や破折、歯根嚢胞などで再治療になります。これは、神経を取ったことで歯が薄くなって感染をするからです。症状が出ていない歯は、人が持っている抵抗カが優っているからに過ぎません。
歯の神経を守ることはとても大切なことなのです。当院ではほとんどの症例で神経を守っています。詳細はhttp://www.3mix-mp.com/を参照。
(2022年4月執筆)