犬・猫の緑内障
ペット 目
毎日見ているわんちゃん、猫ちゃんの目。毎日見ているからこそ、小さな変化を見落としてしまうこともあります。目の大きさが変わってきた(大きくなってきた)、充血したり白く濁ったりしている、という症状が見られた場合は要注意です。加齢に伴う変化から、緑内障という失明に関わる大きな病気が隠れていることがあります。
緑内障は、さまざまな原因で眼圧が上昇することで、視神経を圧迫し、視力を失う恐れのある病気です。白内障や角膜潰瘍から誘発されることもあり、早期発見が重要となります。他にも、涙が多い、物にぶつかる、目をショボショボさせる、目が飛び出してきたなど、軽症に見える症状でも、緑内障の初期症状である場合があります。
診断のカギとなる「眼圧測定」や「眼底検査」は近くの動物病院で気軽に検査することができます。少しでも違和感を感じたら、動物病院を受診することをお勧めします。
(2021年4月執筆)