歯を抜いたり削ったりしてはいけない(14)
口・歯 診療のこと
歯に関わらず、大きく壊されてしまうと修理は大変になります。自動車に例えると、小さい傷がある程度ならば補修ペイントで直ります。しかし、大きく衝突してしまうと簡単には直らず、最悪の場合は廃車になるかもしれません。歯も同じなので、できる限り削らず治さなければなりません。
神経は歯の内部にあたりますから、触らないで治すように努めなければなりません。歯の神経を取ってしまうと、その歯は機能を失います。一度神経を取られると元には戻りません。そして腫れを繰り返したり、破折をしたり、骨の破壊につながったりする場合が約7割もあるのです。そうすると再治療になるのですが、そのときに少しずつ歯は削られて保存不能の方向に進んで行くのです。ですから、簡単に神経を取ってはいけないのです。当院では3MIX-MP法®を主体に大切な歯を守っています。http://www.3mix-mp.com/参照。
(2019年9月執筆)