GI値ってなに?
予防 成人
健康診断などで血糖値が高めと言われた人、気になっていませんか? 血糖値の急上昇は、脳卒中や心筋梗塞といった、動脈硬化性疾患の発症と大いに関連があります。GI値(グリセミック・インデックス)とは、血液中のブドウ糖濃度の上がりやすさを数値化したもので、上昇率を100として相対的に表されます。
GI値が高い食品、例えば精白米や食パンといった炭水化物、甘い物、一部の野菜や果物などを摂ると、血糖値を調整するホルモンであるインスリンが過剰に分泌され、過剰な血糖は脂肪に変えられてしまいます。逆にGI値の低い食材、例えばタンパク質、豆類、乳製品、野菜全般、未精製の炭水化物などであれば、血糖値の上昇が緩やかなため、インスリンは正常に働きます。
低GI値の目安は60未満。食材選びの参考にして、健康的な食生活を心掛けましょう。
(2017年5月執筆)