脈をとりましょう (2)
予防 季節の注意 胸部・腹部
不整脈があっても全く自覚症状がない人や、少しの不整脈でも強く動悸を感じる人などさまざまです。まずはご自分で脈をとってみてください。安静時の脈拍は1分間50〜100ですが、遅かったり、早すぎたり、脈が抜けたり、不揃いだったりしていませんか。不整脈には治療の必要がないものから、失神発作や突然死を起こす重症不整脈まであります。ですからどのような不整脈か正確な診断が必要ですので心電図検査は必須です。しかし通常の心電図では不整脈を捉まえられず、ホルター心電図(24時間心電図)が必要なこともあります。不整脈の誘因はストレス・睡眠不足・疲労・アルコール摂取などですが、高血圧や心疾患・肺疾患・甲状腺などの基礎疾患があると起こりやすくなります。加齢に伴う不整脈の中でも特に心房細動が増加しており、一過性心房細動でも脳梗塞を起こす危険性が高いことが知られいてます。
(2016年6月執筆)