うおのめ・たこ
シニア 女性 手足 皮膚
鶏眼(うおのめ)や胼胝(たこ)は、足の裏や足の指など慢性的に刺激が加わるところにできる皮膚疾患です。慢性的に力が加わることによって、皮膚は自分の体を守ろうとするために皮膚を厚くします。その厚く硬くなった皮膚がかえって痛みを及ぼすことになります。
糖尿病などで足の指が変形した人や、外反母趾などの人は歩く時、力がかかる部位が変化しバランス良く足の裏に荷重ができないために、これらができてしまいます。また高齢者で背骨が丸くなっている人では、前傾姿勢となっているため体重が足の前の方にかかりやすくなり、これらができることもあります。
痛みを伴う場合は、硬くなった皮膚を削ることによって症状が一時的に治まりますが、体重のかかる場所が同じであれば再発してしまいます。足の裏の土踏まずに体重がかかる靴の中敷を入れて、荷重部位を変えることもおすすめします。
(2016年3月執筆)