マダニ咬症
ペット 感染症 手足 皮膚
マダニは通常のダニより大きく2〜3mmくらいあり肉眼でも確認できます。山の茂みや草むらに生息しており、人や動物などが植物に触れたときに乗り移ってきます。その後1週間くらいかけて吸血し、体が1cm程度の大きさまで膨らみます。種類によって差はありますが、大抵は通年活動しています。
咬まれた当初は体が小さいので気付きにくく、吸血して体が大きくなってから気付くこともあります。
咬まれているのに気付いた際、無理に引き抜くとマダニの頭部だけが皮膚に残存することもあります。これによって異物肉芽腫という腫瘤ができることがあります。
また何よりも気を付けなければならないのがマダニを媒介する感染症です。これらの感染症の発症に関しては地域性もありますが、咬まれた際は自分で引き抜いたとしても、医療機関の受診をおすすめします。
(2015年10月執筆)