泌尿器疾患
ペット 季節の注意
一段と冷え込みが厳しくなり、犬猫の温もりが心地よい季節となりました。この季節は人間も飲水量が減りますが、犬猫も同様です。
寒くなると散歩の時間が減りがちです。また、部屋の中でも暖かい場所でじっとしていて活動量も減ります。こういった日中の運動量の減少により、あまり喉が渇かずに水を飲むことが少なくなります。その結果、排尿量が少なくなり、それまで見られなかった疾患が症状として現れることもあります。排尿ポーズを取っているのに実際は出ていない、おしっこの色がいつもと違う・以前と比べて量が少なくなった、排泄するとき痛そうにしているなどの症状がある場合は、泌尿器系の疾患の可能性があるので早めの受診をおすすめします。
このようなことにならないよう、いつものフードをふやかして与えたり、ウェットフードを混ぜたりしてみましょう。夏場ほど水分を気にしなくなる季節だからこそ、ひと工夫してみてください。
(2022年12月執筆)