腫れとしこり~リンパ節の腫れ~
ペット
皆さんは風邪をひいたときなどに、首にコリコリしたものを感じたことはありませんか? これは、感染や免疫反応によりリンパ節が腫れることで起きます。
リンパ節は動物の体全体に存在する免疫器官の一つで、ワンちゃん・ネコちゃんにも存在します。多くは体の中にありますが、体表にある5つのリンパ節は外から触ることができます。それらのリンパ節は下顎リンパ節、浅頸リンパ節(人間の鎖骨周辺)、腋窩リンパ節(脇の下)、鼠径リンパ節(内股の付け根)、膝窩リンパ節(膝の裏)と呼ばれます。通常は豆粒ほどの大きさで見つけづらいですが、細菌やウイルス感染、免疫やアレルギー反応、血液のがんなど、体に異常があると腫れ、はっきり触ることができるようになります。
リンパ節の変化に気付ければ、愛犬・愛猫の体調変化や病気の早期発見にもつながります。日頃からブラッシングやスキンシップを行うことで、体を触る習慣をつけましょう。
(2022年1月執筆)