「医療」と「農業」をつなぐプロジェクト
成人 時事 診療のこと
農林水産省では、過去に「医療」と「農業」をつなぐプロジェクトというものがありました。これは、農家の人々が農産物を医療現場や福祉施設へ直接提供したり、患者の治療やリハビリのために農地を使用、同時に農業技術も研修したりするものです。
今こうした「医療・福祉と食料・農業」分野で異業種がさまざまな連携をとり、新しいビジネスや取り組みを始めています。農作業・植樹・加工品製作など、障害や病気の度合いによって、医師の指示にてリハビリ作業を進めていきます。
昨今のコロナ事情において、身体的・社会的・精神的にも良い状態にする園芸療法の存在が注目されています。後期高齢者(75歳以上)において、農業者は非農業者に比べて一人当たり年間医療費が約8万6千円低い(2019年度データ)という分析があります。麻生区では多くの農地が存在しているため、医療とのコラボも広がっていくことが期待できます。
(2021年7月執筆)