熱中症か、コロナか?
予防 季節の注意
うだるような暑さが続くこの時期、必ず話題になるのが「熱中症」です。昨年からは新型コロナウイルスの流行もあり、発熱や倦怠感など共通する症状もあるため区別がつきにくいとも言われます。
熱中症は、発汗で体の水分や塩分が失われ、体温の調節がうまくできなくなったり、いろいろな症状を起こしたりします。頭痛や吐き気、こむら返り、倦怠感などが起き、意識がもうろうとして、最悪の場合は命を落とすこともあります。
炎天下や暑い場所での作業は極力避け、そのような環境下での作業が必要な場合は、こまめに涼しい場所で休憩して体を冷やし、十分に水分を摂りましょう。室内でも、近年の日本の夏を、冷房を使用せずに過ごすのは無理です。特に高齢になると暑さに鈍感になるので、冷房を29度以下に設定して常時つけておきましょう。熱中症かなと思ったらすぐに涼しい場所に移動し、水分と塩分を十分補給して休養するようにしてください。
(2021年7月執筆)