介護方法「褥瘡(じょくそう)」
ペット
気持ち良く寝ているペットの姿はなんとも癒されますし、介護をする側としては安心できる時間でもあると思います。しかし、寝ている環境によっては、長時間同じ姿勢で寝ていることで褥瘡を作ってしまうことがあります。褥瘡は、同じ体勢でずっと寝ていることでの圧迫などによる血行不良が原因であることが多く、体格が大きく、痩せて骨ばってしまった子の肩や腰、肘など床に強く接してしまう場所に特によくできます。
褥瘡は非常に痛いですし、傷口から感染症を引き起こし膿や臭いが出て、介護が大変になる上に、積極的な治療が必要となります。褥瘡にならないように、フローリングやカーペットの上ではなく、ふかふかな環境で寝ていられるように整えてあげましょう。その際に、介護用マットなどを使うと効果的です。また、寝たきりになってしまった子が数時間同じ体勢でいることに気付いたら、少し体勢を変えてあげましょう。
(2020年2月執筆)