おうちで最期まで過ごすには?(2)
シニア 診療のこと
死が避けられない健康状態になった場合、「最期を過ごしたい場所」や「食べられなくなったら」などについて考えたことありますか? 自分の死に方について、その意思を明記する文章のことをリビング・ウイル(Living Will)と言います。
元気で健康なうちに「死」について、家族とお互い話し合うことが、人生の最後の段階について考えるきっかけになります。死ぬ間際になって、病院への救急搬送によって、望んでいなかった結果になることも少なくありません。おうちで最期まで過ごすには、自分の意志表示をとにかくすることであり、また、これに対する家族の十分な理解も必要となります。本人の意思は変化しますので、その都度、医療・ケアチームと本人、家族との話し合いが繰り返し行われることが重要です。
では、どんなことを相談すればいいのでしょうか? 詳しくは、次回の(3)につづく!
(2018年6月執筆)