ご存知ですか「猫ひっかき病」
ペット
猫や犬と遊んでいて、咬みつかれたり、ひっかかれたりすることはよくあります。深く咬まれれば消毒をしますが、軽い傷ならそのままにして忘れてしまうことも多いと思います。しかし、犬や猫の飼い主で原因不明の発熱やリンパ節の腫れが起こったら「猫ひっかき病」かも知れません。
この病気はバルトネラ属の細菌感染で、猫が原因となる例が多く、猫の爪や口から感染します。手先や腕に傷がついたことも忘れる程度の傷からでも菌が入り、数日から数週間の潜伏期間をおいて症状が現れます。虫刺されのような赤い腫れができ、膿が出たり、腋窩や頸部のリンパ節が腫れ、時には鶏卵大になもることがあります。発熱を伴うことも多く、免疫機能が低下して細菌に対する抵抗力が弱い糖尿病や慢性疾患の人や、小児では重症化して意識障害を起こすこともあます。
ペットにつけられた傷は小さな傷でも、しっかり消毒をしましょう。
(2018年2月執筆)