睡眠時無呼吸症候群と歯の形
口・歯 診療のこと
睡眠時無呼吸症候群は、昼間の強い眠気・寝ても疲れが取れない・朝起きづらい・逆流性胃腸炎などがあります。治療方法として歯医者ではスリープスプリントというマウスピースを作ります。医科ではシーパップや鼻チューブなどで酸素吸入をします。
しかし、いずれの治療方法も一生しないといけません。これを回避する方法として手術と顎を広げる矯正があります。しかしオーリングテストにより舌が呼吸に影響している所を探し、歯の形を整え改善する簡単な方法があります。かなりの確率で手術や矯正を回避します。
最近、顎が小さく歯の大きさとの不調和も無呼吸の原因になりやすく、顎を広げる咬合誘導やマウスピース矯正も予防法の一つです。成長期の場合、咬合誘導とオーリングテストを併用し、呼吸のしにくい原因を調整し、睡眠時無呼吸症候群を予防します。子どもの場合、顎を広げる矯正やマウスピース矯正が適応です。
(2017年12月執筆)