じんま疹
アレルギー 皮膚
じんま疹は、蚊に刺されたような赤く膨らんだ発疹が皮膚に現れるありふれた疾患ですが、原因を特定するのは困難なことが多いです。皮膚組織内にヒスタミンなどの化学物質が放出されて症状が現れます。
食物や薬剤が原因で出ることもありますが、そのほか暑くなったり寒くなったりと環境の変化や日光の影響で出ることもあります。さらに、風邪を引いた後や疲労・ストレスも関連があります。また、皮膚だけでなく野菜や果物を摂取することによって口腔粘膜が腫れるタイプのものもあります。症状は数週間で治まるものもあれば数年続くものもあります。
治療は原因となっている因子を取り除くことですが、実際は原因が特定しにくいことが多いです。薬物療法としては、まずは抗アレルギー剤を服用し症状を抑えていきます。改善がなければ漢方薬やステロイドの服用をすることもあります。
(2017年5月執筆)