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心あたりのある人は
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
うつ状態の薬物療法は、セロトニン神経系を元気にするSSRIなどの抗うつ薬が主体です。こころと頭脳への過剰負荷で、気の沈み以外にも思考・意欲など脳全体が思うように働かないうつ状態、そこで「元気と落ち着 ...[続きを読む]
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- 院長コラム
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不眠症と睡眠導入剤のこと
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
不眠症の治療は意外と困難です。今までよく処方されてきた睡眠導入剤の依存性と副作用が喧伝され、現場は混乱気味です。確かに転倒し骨折した人はいます。熟睡できると長期間服用し、薬なしに眠れなくなった睡眠導 ...[続きを読む]
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俺は「本物の依存」がほしい!
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
長年のいじめで孤独癖を拗らせ、捻くれた心理洞察力を持つ高校生主人公と、優秀な美少女ゆえに嫉妬に晒され孤高を貫くヒロインを描く青春小説が、若い人に人気です。不器用な2人はうわべでない「本物」の関係を求 ...[続きを読む]
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苦しいうつへの対処法覚書
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
かつてうつ病は、脳の問題により自然に発症すると考えられていました。しかし、ご存じ発症にはきっかけがあります。よく過労などが挙げられますが、実は人間関係が決定的なようです。例えば教官や上司の厳しい課題 ...[続きを読む]
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「ボヘミアン・ラプソディー」
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
伝説のロックバンド「クイーン」の作曲家フレディ・マーキュリーの半生を描いた大ヒット映画です。題名はその代表曲(未聴の人は、ぜひこの機会に)。華麗なサウンドと不思議な歌詞は衝撃的ですが、実はフレディは ...[続きを読む]
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マタイ受難曲
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
母校の楽団によるバッハの大曲「マタイ受難曲」演奏会があり、少しお手伝いしました。聖書に基づく宗教曲で、声楽がキリストの十字架の苦難の物語を歌いあげ、楽団が悲しみの曲を奏でます。人間の原罪による苦悩と ...[続きを読む]
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寒時は闍黎を寒殺し、熱時は闍黎を熱殺す
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
「かんじはしゃりをかんさつし、ねつじはしゃりをねっさつす」と読みます。禅の言葉で暑さ、寒さ、つまり不安、抑うつなどの苦痛を徒に消そうとせず、心を開き、まず暑さ寒さに「なりきる」と言います。さもないと ...[続きを読む]
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心療内科の薬の服用期間
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
心療内科の薬はいつまで飲めばいいのでしょう? これは薬の種類によります。精神科医は精神病の薬を続けるよう説得してきました。中断するとほぼ再発し生活能力が低下するためです。 一方抗うつ薬の飲み方には ...[続きを読む]
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傷つきと「傷ついた自分」の行方
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
成長過程での傷つきは、虐待やいじめ、犯罪だけでなく両親の養育や環境が良好であってさえ不可避です。傷つきを訴えるひと、逆に子に責められ落ち込む親の話をうかがう機会は多くあります。 その傷つきを理解で ...[続きを読む]
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うつ病の薬物療法選択と性格診断
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新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
薬物治療はなお心療内科治療の中心にあります。私は精神分析・精神療法が専門ですが、適応を考えると多くはまず投薬中心になります。例えば、うつのひとに心療内科の敷居はなお高く、初診では即効性治療を要します ...[続きを読む]