-
精神科・心療内科における「病気」の診断
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
ゲーム依存症が、今年改定されるWHOの国際疾病分類第11版(ICD-11)に追加されると報じられました。精神科・心療内科領域では、国際分類が診療に深く影響を及ぼします。同様のものに米精神医学会のDS ...[続きを読む]
- TOP
- 新百合ヶ丘こころのクリニック
- 院長コラム
-
ひとのこころの二つのありかた
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
ひとのこころは二つの状態を行き来しています。一つは自己が悪い対象に攻撃され滅びる、という不安に支配される状態です。すべては全か無か、善か悪か、敵か味方かの二分法で認識され、一方は完璧な善と美、他方は ...[続きを読む]
-
発達障害の診断について
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
「発達障害ではないでしょうか? 」と受診する人が増えました。例えば就職後、コミュニケーションの齟齬(そご)から仕事がうまくいかず、うつ状態になってしまった人の中に見られます。しばしば、すでに発達障害 ...[続きを読む]
-
心療内科の薬と飲酒
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
心療内科で処方される向精神薬のほとんどは神経の興奮を鎮め気持ちを楽にする薬です。当然似た作用を持つアルコールとの併用が問題となります。 嘔吐窒息などを除き昔ほど相互作用増強による危険は少ないのです ...[続きを読む]
-
痛み、悲しむことの大切さ
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
桜の季節も過ぎました。私たちが桜の美しさに感動できるのはなぜでしょう。それは桜が散ってしまうこと、時が移ろい大事なものが永遠ではないことを受け入れ、悲しむことができるからです。 悲しみを受け入れき ...[続きを読む]
-
ひとの行動の気づかない意味
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
昔、専門研修のため新幹線で西に向かっていた私の鞄の中に専門書の他、手塚治虫のマンガ「陽だまりの樹」がありました。手塚治虫の曾祖父、蘭方医良庵を中心に幕末を描いた大作ですが、私は偶然に選んだつもりでし ...[続きを読む]
-
心療内科で診るからだの症状
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
心療内科の受診理由と言えば「こころ」の悩みと思われがちですが、実は「からだ」の問題も相当の割合を占めています。不眠を除くとしても、例えば全身倦怠感・頭痛・めまい・息苦しさ・動悸・胸痛・吐き気・嘔吐・ ...[続きを読む]
-
こころの中のひとびと
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
こころはそれ自体が世界をなしています。中にはひとの他、魔物など、さまざまな生き物が住んでいます。これがよくわかるのが夢で、登場するひとびとの話から、そのひとのこころの在り方がわかることがあります。そ ...[続きを読む]
-
抗うつ薬への拒否感を越えて
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
心療内科でよく診る抑うつ・不安・パニック発作などの症状の多くはSSRI、SNRIなどの薬で治療します。これらは脳内のセロトニン系、ノルアドレナリン系という神経系を賦活します。セロトニン神経系は座禅の ...[続きを読む]
-
「空気を読む」ことの功罪
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
ひとにはみな得意と不得意があります。例えば周囲から情報を得る時、主に視覚を利用するのが得意なひとと聴覚経由が得意なひとがいます。図や本などを利用するのと説明を聞くのと、どちらが頭に残りやすいかといっ ...[続きを読む]