-
朝の散歩はうつ病の薬
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
将棋棋士、先崎学九段には重度のうつ病を患った体験記『うつ病九段』という著作があり、具体的かつ迫真的な描写が一級の名著です。その彼が最悪の状態で入院してまだ2週間くらい、病棟外に出られるようになると、 ...[続きを読む]
- TOP
- 新百合ヶ丘こころのクリニック
- 院長コラム
-
きょうだい関係について
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
こころの健康を維持する土台として、親子関係が重要であることは論を待たないでしょう。しかしこころの底を見ていくと、想像以上にきょうだい関係の比重が大きいことに驚かされます。親は自分よりきょうだいに関心 ...[続きを読む]
-
抗不安薬・睡眠導入剤のリスク
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
初老の男性が、抗不安薬デパス(エチゾラム)を処方されてから「体がふらつく」と来院されました。この状況は危険です。 抗不安薬、特にデパスは筋弛緩作用が強く、転倒の危険があり、最悪骨折で寝たきりになる ...[続きを読む]
-
自分を集団に委ねないこと
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
大学病院時代、悪質な洗脳、霊感商法、政治家との癒着などが今話題のカルト教団の信徒の研修指導医になった経験があります。大学長が復古的道徳、政治思想の持ち主で教団と親和性があり、多数研修を受け入れていた ...[続きを読む]
-
こどもに明確な制限と指示を与える必要性
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
ある人からこどもの友達についての悩みを聞きました。その子は行動が粗暴で、自宅の家具などを壊してしまうのですが、その親に話しても「トラウマになるのでこどもを𠮟ってはいけない」という教えの信奉者で、笑っ ...[続きを読む]
-
不安に対する精神的な構え方
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
動悸や過呼吸などを伴う急性不安症状(パニック発作)や慢性の不安はつらいものです。これはストレスなどで神経が過敏になって生じると考えられています。初期には薬物療法により症状を楽にするのが良いでしょう。 ...[続きを読む]
-
自分のこころを想い、触れ、知る、ということ
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
自分のことは自分が一番わかると思いがちです。しかしひとはどのくらい自分のこころを見つめ、触れることができているでしょう。英国で難治性うつ病の複数の治療を比較した研究があり、最も有効だったのが精神分析 ...[続きを読む]
-
こころの中のひきこもり
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
長年傷つきを体験した人は、精神分析療法で似た夢を話します。夢の中で自分は倉庫や離島など隔絶して安全と思える場所にいます。外は危険なので出ないようにしています。夢が表すこころのあり方は、いわばこころの ...[続きを読む]
-
精神科診断名について
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
アニメ「鬼滅の刃」に感動して心的トラウマについて書こうと思っていたら、皇族のご結婚に関して「複雑性PTSD」という診断名が飛び込んできました。これに戸惑った精神科医は多いと思います。 複雑性PTS ...[続きを読む]
-
適応障害について
-
新百合ヶ丘こころのクリニック
浅田 義孝 院長 -
適応障害とは、職業・人間関係・環境変化などのストレス因によって、不安、抑うつ、その他の心身の不調を来した状態です。ストレス因がなくなると短期に回復し、また、うつ病の診断基準を満たさないとされ、そのた ...[続きを読む]