在宅診療は病院で加療中でも利用できますか?
シニア 診療のこと
在宅診療は、他の医療機関にかかっている人でも受けることができます。実際に受けられるのは入院や通院が困難な場合で、呼吸や栄養、排泄など、日常生活に医療的なサポートが必要な人です。以下の人は全て対象です。
●足腰が不自由となり、一人での外出や通院が難しくなった。
●病院から退院したが、自宅での療養が必要となった。
●認知症の進行により、自宅でより手厚い看護・介護が必要になった。
●がんによる痛みや体力低下によって通院が難しく、自宅での緩和ケアを希望している。
●神経の難病などで、人工呼吸や経管栄養などの医療処置が必要。
●心臓や肺の病気が原因で、少しの動作でも息切れなどがあり、通院が難しくなった。
●障害があり、医療的なケアが必要な小児(医療的ケア児)。
●在宅で寝たきりとなり、入れ歯が合わなくなった(訪問歯科診療)。
これらなどが代表的な例です。
(2024年2月執筆)